宇宙でこんなものまで!?宇宙で飲まれた意外な飲み物ランキング【ベスト10】

宇宙でこんなものまで!?宇宙で飲まれた意外な飲み物ランキング【ベスト10】

宇宙生活では限られた物資しか使えませんが、意外とバラエティ豊かな飲み物が楽しめるように工夫されています。無重力でも飲める特別設計のドリンクたち。今回は、そんな「宇宙で飲まれた意外な飲み物」を、驚きとともにランキング形式でご紹介します!

第10位:緑茶

日本の宇宙飛行士のリクエストに応えて、2000年代以降宇宙緑茶が採用されました。粉末状で密封され、お湯を注ぐだけで飲める仕様。ほっと一息つける貴重な飲み物です。

第9位:ホットチョコレート

NASAスペースシャトル時代(1980年代)から存在。甘いホットチョコレートは、宇宙飛行士たちの精神的なリラックスに役立っていました。

第8位:タン(Tang)

1960年代、マーキュリー計画ジェミニ計画で採用された粉末オレンジドリンクアメリカでは「宇宙の飲み物」として一世を風靡しました。

第7位:スムージー

国際宇宙ステーションISS)での栄養管理のため、フルーツや野菜をベースにした栄養補助スムージーも開発されました。無重力でも飛び散らない工夫がされています。

第6位:ワイン風味の飲み物(スカイラブ計画)

宇宙でアルコールを含む本格的なワインが日常的に飲まれた記録はありませんが、1973年のスカイラブ計画では、食事のバリエーションとして赤ワインの色や風味を模した「スペース・バイン」というブドウベースの飲み物が搭載されました。これはアルコールを含まない、あくまで「ワイン風」の飲み物でした。

その後、1980年代以降ソ連/ロシアやフランスなどのミッションでは、味覚の変化の確認や文化的な理由から、ごく少量のアルコール(ワインやシャンパンなど)が試験的・研究目的で持ち込まれ、飲用された事例も存在します。しかし、安全上の理由から、宇宙でのアルコール類の本格的な飲用や自由な持ち込みは現在も原則として禁止されています。

第5位:フルーツジュース

アポロ計画(1960年代末)から定番となったアップルジュース・オレンジジュース。パウチでストロー飲みスタイルです。

第4位:紅茶・コーヒー

アポロ時代に登場。粉末コーヒーや紅茶をパウチで飲みます。2015年には「ISSpresso」というエスプレッソマシンも登場し、本格コーヒーが楽しめるように!

第3位:コカ・コーラペプシ

1985年スペースシャトル「チャレンジャー号」のSTS-51-Fミッションでテスト。炭酸が抜けにくいなど問題がありましたが、宇宙で初めての炭酸飲料となりました。

第2位:スポーツドリンク

2000年代以降、脱水防止と栄養補給を目的に、スポーツドリンク(ポカリスエットなど)が宇宙仕様で導入。身体を守るための必需品です。

第1位:味噌汁

1990年代後半、日本人飛行士のリクエストで登場。フリーズドライ化された宇宙味噌汁は、無重力下でもしっかりとした味わいで、日本人宇宙飛行士たちを癒してきました。

まとめ:宇宙でも飲み物は「心の支え」

宇宙飛行士にとって、飲み物は単なる水分補給以上のもの。心を癒し、リフレッシュし、時には地球を思い出す大切なアイテムなのです。技術の進歩とともに、今後はさらに新しい飲み物が宇宙を旅するかもしれませんね

もし宇宙に行けたら、あなたは何を飲みたいですか?